睡眠時無呼吸症候群
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)とは
睡眠中に呼吸が止まる、または浅く弱くなることで、日常生活に障害を引き起こす疾患です。睡眠の分断は日中の眠気・集中力の低下を引き起こします。
また、夜間に繰り返し起こる無呼吸・低呼吸により、血液中の酸素が低下したり、頻繁に中途覚醒が発生し、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や脳卒中を合併するリスクが高くなります。また、最近の研究では将来の経度認知障害や認知症などのリスク因子として作用する可能性も報告されております。
また、夜間に繰り返し起こる無呼吸・低呼吸により、血液中の酸素が低下したり、頻繁に中途覚醒が発生し、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や脳卒中を合併するリスクが高くなります。また、最近の研究では将来の経度認知障害や認知症などのリスク因子として作用する可能性も報告されております。
引用:「Sleep Profiler自宅配送患者用説明資材」(Philips)
検査方法
■ 簡易型検査
簡易型機器を貸し出し、自宅で装着した上で就寝していただきます。
この検査では、指センサーといびき・体位センサーにより、睡眠/覚醒や無呼吸や低呼吸の回数を算出します。
この検査では、指センサーといびき・体位センサーにより、睡眠/覚醒や無呼吸や低呼吸の回数を算出します。
【検査の流れ】
ご自宅へ宅急便で郵送し、1泊検査を行った後、宅急便で返送いただきます。
2週間程度で結果が判明しますので、その後結果説明をクリニックで受けていただきます。
ご自宅へ宅急便で郵送し、1泊検査を行った後、宅急便で返送いただきます。
2週間程度で結果が判明しますので、その後結果説明をクリニックで受けていただきます。
費用 | |
3割負担の方 | 約3,000円 |
■ ポリソムノグラフィー(PSG)検査
簡易検査に加え、脳波がついた検査です。通常は入院で行う検査ですが、当院では在宅でPSG検査を行うことも可能です。
メリットは自宅で行えること、検査費用が入院で行う場合に比べて安いことです。デメリットとしては、入院で行った場合よりも少し精度が落ちることなどです。難しい場合は、精密検査を入院で行う事が出来る病院へご紹介させていただきます。
メリットは自宅で行えること、検査費用が入院で行う場合に比べて安いことです。デメリットとしては、入院で行った場合よりも少し精度が落ちることなどです。難しい場合は、精密検査を入院で行う事が出来る病院へご紹介させていただきます。
項目 | |
在宅PSG(3割負担) | 約13,000円 |
入院PSG(3割負担・ベッド代含む) | 30,000~50,000円 |
診断・治療方法
睡眠時無呼吸を疑う場合は、まず簡易型検査を行います。簡易型検査で重症(AHI40以上)である場合はそのままCPAPの保険適応となります。一方、軽症〜中等症(AHI5〜40)の場合は治療が必要かどうかさらに調べるためにPSG検査を検討します。PSG検査の結果、AHI≧20ではCPAPの保険適応となります。
また、簡易型検査で5≦AHI <15、PSGで5≦AHI <20などの方はマウスピース治療を検討します。ご希望の方は歯科クリニックへ紹介いたします。歯科で保険の適応を受けるためには紹介状と睡眠検査の結果が必須となっております。
また、簡易型検査で5≦AHI <15、PSGで5≦AHI <20などの方はマウスピース治療を検討します。ご希望の方は歯科クリニックへ紹介いたします。歯科で保険の適応を受けるためには紹介状と睡眠検査の結果が必須となっております。
当院で取り扱いのあるCPAP機種
引用:「Philips社資材:CPAP治療のよくある質問(Q&A)P5」
Dream station(Phillips)
スリープメイトAir mini(Res Med)
上記2種以外にも取り扱いがございますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
医療機関側で患者さんのCPAPの装着データをクラウド上で確認することを遠隔モニタリングと言いますが、当院ではCPAP治療を行う全ての患者さんに対象機種を導入しておりますので、通院の際にSDカードなどデータの持参は不要です。